オゾン活躍の場

オゾン活躍の場

オゾンは有機物を分解、殺菌・脱臭します。また欧州では水道だけではなく医療にも活用されています。

オゾンはギリシャ語で「におう酸素」を意味し、独特のにおいがし、そのにおいを人は嫌います。そのように自然のオゾンもありますが、高電圧がかかる事務機器のコピー機からもオゾンは発生したりします。そのオゾンは猛毒のガスですが、そのオゾンで人が死亡したなどということは聞いたことがありません。

オゾンは酸化力が非常に強く原子記号でO3ですが、酸素がO2なので、余分に酸素がついているということになります。このため非常に不安定で何かと出合うとすぐにくっつきたがり、有機物を分解します。逆に反応する物質がないと、すぐに酸素に戻ってしまうのがオゾンなのです。

オゾンは殺菌力が抜群で、たいていの菌を殺すことができ、分類は食品添加物になりますが、食品の専門家でもそれを知る人は多くない。しかも、脱臭力が抜群なので、たいがいのにおいを脱臭し漂白力・浄化力で汚れた排水も浄化します。国際プールはこのオゾン処理で清潔さを保っています。

そうしたオゾンの歴史は古く、ヨーロッパで流行したペストで大勢の人が死んだときに人を救ったともいわれています。このためヨーロッパでは水道の殺菌処理に使われてきました。その延長でオゾンを使った医療技術が進んでいて、いろいろな治療にオゾンが活用されています。

薬ではないオゾンやオゾン水が大活躍する医療現場

眼医者がオゾン水で目を洗う。歯医者がオゾン水でうがいを施す。歯にしみることがないので、化膿止めの心配がいらない。最近は日本でもオゾンガスによる虫歯治療が行われるようになり、虫歯の殺菌が無痛でできるので、話題を呼んでいる。

他にも、リウマチの場合、患部にオゾン水を注射する。皮膚疾患、アトピー、感染症、大腸炎、直腸炎、アレルギー、やけどなどにも効き、水虫の場合はオゾン水に足をつけておくだけで治療に役立つ。花粉症もまた一種の炎症なので、オゾン水で肌を洗い、うがいをする。

がん治療にも使われ、ドイツでは血液をビーカーに抜き取り、オゾンガスを入れて血の汚れを取り、体内に戻す。そうすると、心臓のポンプで血管にいきわたり、がんの抑制になる。しかも、オゾンは薬ではないので、何回使っても副作用がない。

そうした治療を行うオゾンの専門医がヨーロッパには1万人以上いるといわれるため、日本人がわざわざドイツにオゾン治療に行くと耳にすることがありますが、それも頷ける話しです。

ひどい下痢をしたり便秘になったとき、オゾン水を利用すると治ったりするという報告もあります。流行の鳥インフルエンザウイルスやノロウイルスなんてまったく怖くない。オゾンで即解決です。

オゾン水で手を洗うと適度の保湿力があり、アカギレ、かゆみがない。手の怪我をした場合、オゾン水で洗浄するだけで殺菌されます。老人の床ずれなどにもオゾン水を濡らしたタオルで拭き取るだけで快適になり、老人介護にも役立ちます。

このため、オゾン水で何か悪いことがあるのかと問われても、おそらくないだろうとしかお答えできません。これほどまでに素晴らしいオゾン水が日本ではまだ医療にも積極的に利用されないのは残念に思う。その理由の一つとして、オゾン発生装置またはオゾン水生成器の難しさだ。

オゾンの製法にはいろいろあり、製造方法によっては危険なオゾンが生まれる。例えば、空気は窒素ガス、酸素ガスの混合体なので、NOxという窒素酸化物が生成され、大変危険になります。それに水分が加わると、亜硝酸という毒ガスが発生します。

ただ、近年では、非常に品質が高いオゾン発生器やオゾン水生成器が開発されているので、是非とも日本もこれからはオゾンやオゾン水を医療や介護の現場にどんどん導入してほしいと思います。