地球温暖化と北極、南極の氷の不思議な関係

北極の氷は、近い将来なくなってしまうだろう、と言われていることを知っていますか?

毎年行っているJAXAの衛星調査によると、年々北極は減少を続けており、5年間で約日本2個分の面積が失われているそうです。そして、北極の氷の減少は地球温暖化の影響と考えられています。

一方で、南極の氷は大きくなり続けています。そして、これも地球温暖化の影響と言われています。

何故、同じ地球温暖化で全く逆の現象が起きているのでしょうか?

この記事では、北極と南極の違いから、地球温暖化の影響などをまとめていきます。

北極と南極の違い

平均温度
北極はマイナス25度
南極はマイナス50度から60度

同じような感覚で話をしていることが多い、北極と南極ですが、気温は大きく違います。

北極のマイナス25度は、北海道でもここまで下がることはありますが、南極のマイナス50度はロシアやアラスカなどの北方で稀にある程度です。また、南極の観測史上最低気温はマイナス93度は、他の地域ではまずありえない温度です。

同じ氷の地である北極と南極で、何故ここまで気温に差がでるのか?というと、それは北極と南極の成り立ちが大きく関わっています。

・北極の成り立ち
北極は氷の大地です。つまり、海の上に大きな氷が乗っている形です。海の上に乗っているだけなので、地球温暖化の影響による海水温の上昇の影響を強く受けます。また、海水は冷える温度に限りがあるので、北極は自分の氷による冷却効果だけでは、自身の氷を保持することができません。

つまり、北極は海の上に乗っているので、気温にしても氷にしても、冷却できる温度が南極よりも低いと言えます。

・南極の成り立ち
南極は、陸地の上に大きな氷が乗っていて、その氷が大きくなって海の上にまで広がっているような形です。そして、陸地は海水よりもさらに冷えるので、北極よりも温度が下がります。その結果、南極は自身の冷却効果で、自身の氷を保持できるのです。

そして、大陸の上に氷があるため、海流の影響を受け難く、地球温暖化による海水温の上昇の影響で氷が溶けるということは無いようです。

・生息生物
北極には、シロクマ、アザラシ、セイウチと多様な生物が生息しています。ですが、南極には過酷な環境のために生息している生物はペンギンだけです。そして、たまにやってくるクジラです。

北極の氷は減少傾向

北極の氷は年々減少しています。その原因は、地球温暖化による海水温の上昇です。北極は海の上に氷が乗ってだけなので、暖められた海流が直接氷を溶かしていきます。そのため、このまま地球温暖化が進めば、北極は遠くない未来になくなってしまうだろうと言われています。

・南極の氷は増加傾向
一方南極では北極とは、まったく別の事が起こっています。南極では地球温暖化の影響によって、氷が厚く大きくなる、つまり氷が増加傾向にあります。

これは、地球温暖化によって蒸発する水分が多くなり、南極で雪や氷が降ることが多くなったからです。

南極では、余りの寒さに雨は殆ど降らず、雪や氷が降ります。そして、その雪や氷が南極の氷を厚くし、そして大きくしているのです。

・北極の氷と南極の氷の未来
それでは、このまま地球温暖化が進むと、北極と南極の氷はどうなってしまうのでしょうか?

多くの研究者が、まずは北極の氷がなくなると言っています。そして、毎年発表されているJAXAの北極の氷の測定データを観ても、確実に北極の氷は減っており、その意見を裏付ける物になっています。

一方で、南極の氷に関しては研究者によって、減少時期は意見が分かれていますが、概ね以下のような経緯を辿ると言われています。

まず、地球温暖化により、現在南極中心部分の氷は厚くなり大きくなっています。そして、このペースが暫く続き、ある規模まで大きくなってから、その後は停滞しますが、地球温暖化の原因の1つとなっている、温室効果ガスの二酸化炭素などの濃度が上がれば、南極でも雨が降り始めます。そして、南極で雨が降り始めれば、その時点から、徐々に南極の氷は減少していくであろうと言われています。

・北極がなくなることによる影響
北極がなくなることで、大気の流れに大きな変化が起こることが予想されています。その影響は、北極圏に留まらず地球規模での変化を起こします。日本では、低気圧が流れ込み易くなり、冬の厳しさが増すだろうという研究報告が出ています。

ただ、北極がなくなることは悪いことばかりではなく良い面もあります。

北極がなくなれば、船や飛行機で北極圏を通過することが容易になるので、交通に関しては良い影響を与えるだろうと考えられています。

・北極と南極の氷が溶けると海面は上昇するのか?
よく、北極や南極の氷が溶けると海面が上昇する!という話を聞きます。そして、事実海面は上昇を続けています。一見関係がありそうですが、実は関係がないようです。北極の氷は海の上に乗っているだけなので、北極の氷が全て溶けても海面には何の影響もありません。

また、南極の氷は現在減るどころか増えています。にも関わらず、海面が上昇しているので、現段階で海面の上昇と南極の氷は無関係です。

・何故海面が上昇しているのか?
海面の上昇の、はっきりとした原因は分かっていません。

恐らくは、複数の要因が複雑に絡み合い原因となっているのではないでしょうか?

現段階で分かっていることは、地球温暖化によってヒマラヤなどの高山の永久凍土が溶け出して、それが海に流れ込み海面を上昇させている。

そして、海水温の上昇が、何か影響を与えて海面の上昇に寄与している。ということです。

Greenwashgoldにできること

人間活動によって地球温暖化を加速させている面はあります。大気の観測データを観ると、二酸化炭素などの温室効果ガスと言われているガスの濃度は高まり続けています。このままのペースでいけば、陸地は減り、台風の発生の増加などの激しい気象が続くだろうと言われています。

未来の為にも、これからは環境に優しい習慣を取り入れて、生活をすることが私たちには求められているのではないでしょうか?

Green Wash Gold プロジェクト