照射ジャガイモの恐怖

照射ジャガイモの恐怖

Posted by

ジャガイモは収穫後も長くもつ野菜ですが、発芽してしまうと養分が吸い取られ、中身がブヨブヨになってしまいます。また発芽には「ソラニン」という有毒物質が含まれています。

これでは売りても買い手も都合が悪いとのことで、始められたのが「放射線照射」です。放射線を与えると発芽を防ぐことができるので、保存性が非常に良くなり、流通に便利なのです。しかし、食べ物に放射線を照射することに大して抵抗を感じる人は少なくないはずです。一時的には社会問題ともなり、報道もされるなどして数は激減しましたが、最近ではまた出回っているようです。芽が出ないということは、「食品」として感上げれば大変便利なことではあります。しかし、「植物」ということで考えれば、これは細胞を殺し、野生の生命を断つ行為です。食べるという行為は「生命」をいただくことです。芽の出ないジャガイモに「生命」としての期待ができるのでしょうか。とてもそうは思えません。

「生命」としての期待ができない「工場野菜」

「生命」としての期待ができない「工場野菜」
「生命」としての期待ができない「工場野菜」

最近、「工場野菜」が流通しています。完全屋内施設で人口照明を使えば、24時間好きなだけ作物に光を照射できます。これにより「光合成」が活発に促進され、「日照不足」の心配もなくなるというわけです。屋内工場だから台風の心配もなく、気温、湿度も空調で完璧に管理できます。養分の吸収も「水耕栽培」にして液体肥料を注入します。栄養のかたまりを根っこからダイレクトに吸収させれば、一気に肥大化が実現するわけです。もちろん、虫がつくはずもなく、農薬をまく必要もありません。一年中収穫ができ、値段が安定していて、土を一切使わないので見た目もきれいで清潔と、いいことづくめのように見えます。現在、レタス、サラダ菜、トマトなどが工場野菜として出回っているようです。

もしあなたが「無農薬の工場野菜」と「農薬を使って作られた露地栽培野菜」のどちらかを選ばなければならないとしたら、どちらを選びますか?

私だったら、メリット、デメリットを理解した上で迷うことなく「農薬を使ってつくられた露地栽培野菜」を選びます。野菜というのは、「太陽」「水」「土」のエネルギーによって育つものです。野菜に限りません。地球上のすべての生命は、この、「太陽」「水」「土」の恩恵を受けて生きているのです。土の絡まない工場野菜は自然から最も離れた栽培法としか思えません。

モヤシも工場野菜の一種になるのですが、それなりに食文化の入り込んでいるので否定はしません。ただ、モヤシと野菜とでは、それぞれのもつ意味が違うと私は思っています。つまりモヤシは本来の位置付けではないと考えているのです。工場野菜は効率化の権化です。たしかに農薬を使わないわけですから、「安全」ではあります。しかし本当にそれでよいのでしょうか?無農薬ならばそれでいい、安ければそれでいいのでしょうか?

「生命」としての期待のできない食べ物を食べて、それで自分の命がつなげるのでしょうか。食べてはいけないということではありませんが、そこに思いを寄せてから食べ物を選ぶようにしたいですね。あなたは工場野菜を本当に望みますか?もっといえば、それを食べたいと思い、継続して買い支えますか?それは選挙と同じくらい重い一票となるでしょう。

(この記事を読んだ人におすすめの記事)
なぜ大量の農薬が必要なのか?

返信を残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

*