「特別栽培農作物」の裏側

「特別栽培農作物」の裏側

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スーパーで売られている野菜にこれほど農薬が使われているのであれば、なるべく農薬の使われていないものを選びたいと考えるのは普通です。最近ではスーパーにも、「安全・安心コーナー」をよく見かけるようになりましたね。そこでは「特別栽培農作物」「有機野菜」が並んでいます。有機野菜についてはまた別ページで詳しく書くとして、ここでは「特別栽培農作物」とはどんな野菜なのか、考えてみましょう。

特別栽培農作物とは、農薬の使用回数・化学肥料の使用量において、どちらもその地域における標準使用回数の5割以下というものです。かつては、「減農薬・無化学肥料栽培農作物」や「無農薬・減化学肥料農作物」などいろいろあって混乱しましたが、農林水産省の奨励によって2004年に名称が統一されました。

では、特別栽培農作物は、安全性の高い作物なのでしょうか。たとえば、ミカン1個の総農薬散布量はだいたいコップ1杯分といわれています。特別栽培農作物は5割以下ですから、コップ半分の農薬が使われていることになります。「なぜ大量の農薬が必要なのか?」では、キュウリに50回農薬を散布すると書いていますが、これを25回にすると特別栽培農作物になります。トマトも同様で、収穫までに40回から多くて60回農薬が散布されます。60回だとすると5割減は30回です。

お分かりだと思いますが、これではいくら使用量を半減したとしても、まさに五十歩百歩の状況です。しかしこうしたことは、スーパーの店頭では分からないことです。

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