化学肥料と農薬による悪循環

化学肥料と農薬による悪循環

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農薬の使用は、化学肥料と深い関係があります。

化学肥料を使うと、植物は正常な養分吸収ができなくなります。窒素ばかりあっても、必要なミネラルがなければ、光合成による成長に必要なデンプンは十分できません。いわば栄養に偏りのある食事をしているようなもので、健康体とはいえません。

また、根から吸収して葉に運ばれた硫酸イオンは、葉もまた焼いてしまいます。葉付きの大根や白菜を買って、葉に黄色や茶色の斑点があるのを見たことはありませんか?そこだけまさに焼けた感じの斑点です。畑でも裏側から葉を透かしてみて、この斑点があれば、間違いなくそれは化学肥料の硫酸イオンで葉が火傷し、細胞が壊れたあとなのです。細胞が壊れたらその部分には電気が流れません。

こうして傷ついた植物は、虫達や菌類からみれば「死にかけているから食べても良い」となります。ですから、化学肥料を使えば、それによって寄ってくる虫や菌を防ぐ、すなわち殺すために必然的に農薬が不可欠になるということです。

しかし、虫達を殺す農薬は、植物自身を傷つけます。多くの人々が認識しているように、農薬には毒性があります。それが、直ぶつの身体を傷つけないはずがありません。さらに農薬を使うと葉をコーティングしている状態になり、植物はエチレンガスを出すこともできません。こうなれば、植物の防御反応は機能せず、闘いの主役は農薬と虫たちになります。その闘いで一番傷つくのは戦場となる植物なのです。弱れば弱るほど農薬に頼らざるをえなくなり、さらに傷ついていくという悪循環にはまってしまいます。抗生物質を多用して、本来の抵抗力がなくなり、病気にかかりやすくなる人間とよく似ています。

現在70代、80代の農家の人々には、化学肥料を使うようになって、病害虫にさらに悩まされるようになったという人たちは少なくありません。最近は、散布するのではなく、土に埋めるタイプの農薬が増えてきました。使用する農家の人々の健康や環境への影響を考えたのかもしれませんが、根から吸収させることが残留性を高めることにならないのでしょうか。

目に見えるものしか改善しないのでは、問題は大きくなるばかりです。ちなみに、散布するタイプの農薬についても、浸透性、つまり内部に入り込んで病害虫を防ぐものが多いです。こうした議論になると、農薬メーカーは、実験を重ねてきており、基準値を超えるような毒性の残留はないと主張します。もし、基準値を超えた残留農薬が認められるとすれば、それは使い方次第である、というのです。しかし、どこに基準がを求めるのか、ここにもまた問題がありそうです。

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