オゾンを破壊しないイソブタンとは?

私事ですが、昨年小型の冷蔵庫を買いました。全く掃除もせずに来たので、先日掃除のために冷蔵庫を裏側に回ってみると、このような記載がありました。

冷媒 イソブタン

冷媒 イソブタン

そういえば、冷蔵庫にはかつてフロンガスが使われていたという話を聞いたことがあるので、この二つの物質が何なのか、調べてみることにしました。

まず、フロンガスはオゾン層を破壊する物質であるため、すでに生産が禁止されています。ただ、昔に生産された古い冷蔵庫、エアコン、カーエアコンを搭載した車などは日本中に出回っており、まだ問題なく稼働している物もあります。フロンガスが利用意味されている家電などは、別にフロンガスが四六時中発散されているわけではなく、冷媒として外に出ないように封入されているわけです。

よって、その封入されたフロンガスが外に出ない限りは、害はないのです。ただ、古い冷蔵庫やエアコンなどを廃棄するとき、回収業者は封入されたフロンを「フロン回収機」で漏れないように回収する必要があります。

そして、ようやっとイソブタンの出番です。冷蔵庫やエアコンには、冷媒といわれる熱を移動される物質が必要です。フロンが利用できなくなった後は、「代替フロン」と呼ばれる物質が利用されました。しかし、代替フロンはフロンよりは若干よいが、オゾン層破壊の影響はかなり大きいものでした。そして、代替フロンに変わるものとして開発された冷媒のひとつが、このイソブタンだったのです。

イソブタンが冷媒として利用され始めたのは1993年で、世界的な環境保護団体であるグリーンピースとドイツの家電メーカーの共同プロジェクトとしてはじめられました。いまでは冷媒として確固たる地位を占めるだけでなく、スプレー缶や発泡スチロール材料として用いられることもあります。

フロンや代替フロンと異なり、イソブタンにはオゾン層を破壊することが全くないため、機器を廃棄する際に、フロン回収機などで回収する必要がないのもメリットです。

皆さんも、時間があるときに冷蔵庫の裏をみてみると、イソブタンの名前があるかもしれません。幅広く知られることはないが、オゾン層破壊から地球を守る影のヒーロー、それがイソブタンです。

オゾン発生器

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